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3/24/08

Kevinのグレン・グールド伝、Wondrous Strange: Life and art of Glenn Gouldの和訳、「グレン・グールド 神秘の探訪」が白水社より出ています。原書は、北米での発売時、文学賞受賞を含め、各方面から高い評価を受けました。

http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=02711

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3/20/07

Kevinがトロント大学のキャンパスで流れているラジオプログラム、Take 5, on CIUT (89.5 FM)でインタビューを受けています(46:10 to 56:35)。
http://archives.take5.fm/2008/03/19/march-19-2008.aspx

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3/10/07

書評がPalmBeachPost.comに出ています。ノルウェーの「Klassik」という雑誌にも書評が出ており、送られてきました。
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3/7/08
「The Charles Taylor Prizeの授賞式の模様」

The Charles Taylor Prize の授賞式がカナダのラジオで中継されていました。その模様が以下から聴けます。

http://www.cbc.ca/ottawa/media/audio/ontariotoday/03a.ram

10:30から15:40のセクションにKevinが登場し、インタビューを受けています。彼は授賞式を楽しんでいたようです。

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3/6/08

「ショット社の計画」
ドイツのショット社がニレジハージの楽譜、CDの出版に興味を示しているというニュースを昨年末にお知らせしました。最新の情報によると、楽譜については2008年内の発売を目指しているとのこと。CDについてはちょっと雲行きが怪しく、どうなるかわかりません。

Desmar盤、Masterworks盤を聴いてみたいという方には、今のところ、LPの入手をおすすめしておきます。結構数が出たので、中古レコード屋やebayで簡単に見つかる筈です。また、東京文化会館の音楽資料室でも無料で視聴できます。

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3/4/07

「ディ・ステファノ死去」

マリア・カラス、デバルディ、デル=モナコ、ビョルリンク、ゴッビらと共にイタリア・オペラの黄金期を支えた、ジュゼッペ・ディ・ステファノが亡くなりました(http://www.gramophone.co.uk/newsMainTemplate.asp?storyID=2960&newssectionID=1)。数年前、休暇先のケニヤで暴漢に襲われて頭部を強打、意識昏迷から完全に快復しないままの死去でした。86歳ですから、早逝が多いテナーとしては珍しく長命だったことになります(参照=テナー達の死因ーハイCもほどほどに)。

高音の音程は怪しかったものの、中低域の素晴しい美声と、迫力ある情熱表現の持ち主だったと思います。ディ・ステファノから大きな影響を受け、技術的にははるかに上回るものを持っているのがプラシド・ドミンゴですが、伊達男ぶり、声の華々しさ、となると、全盛期のディ・ステファノにはとてもかないません。恋多き男性としても有名で、晩年のマリア・カラスとは愛人関係にありました。

彼の名唱をどれか一つ、となると、月並みでも、デ・サバータ、カラス、ゴッビと吹き込んだ、プッチーニの「トスカ」になってしまうでしょうね。彼が声の輝き、歌の正確性を失っていく前の録音です。

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3/3/2008

「Lost Genius受賞ならず」
カナダの著名な文学賞、The Charles Taylor Prizeが、数時間前に発表になりました。日本で言えば、直木賞あたりになるでしょうか。KevinのLost geniusは5つのノミネート作品の一つでした。

http://www.thecharlestaylorprize.ca/photogallery_2008.asp

残念ながら、受賞はならず、Richad Gwynが賞と副賞の$25,000を受けたようです。
http://www.thestar.com/entertainment/article/308906

Kevinは授賞式に招かれており、栄えあるノミネートの副賞として$2,000を受領したようです。クラシック音楽の伝記作品がこれだけ注目を浴びたことでも、十分賞賛に値するのではないでしょうか。